当院で実施している検査
院内で行う主な検査(受診時すぐに結果がわかる検査)
- 呼吸機能検査
- CRP測定
- 経皮的動脈血酸素飽和度測定
- 感染症迅速検査
- インフルエンザ
- A群β溶連菌
- アデノウイルス
- RSウイルス(1歳未満のみ)
- ロタ・腸管アデノ・ノロウイルス
- ノロウイルス(3歳未満のみ)
- マイコプラズマ
【溶連菌感染症】
溶連菌感染症というのは、かかりはじめの症状が風邪によく似ています。風邪のように2~3日で熱も下がり、のどの赤みもとれ、治ったようにみえます。
しかし決められた期間、薬を飲み、きちんと治しておかないと、急性腎炎やリウマチ熱などの治りにくい病気を引き起こすことがあります。
溶連菌感染症と診断された場合には、指示された期間、きちんと子どもに薬を飲ませることが大切です。2~3日で症状が消えたからといって、油断して薬をやめてはいけません。指示に従ってきちんと治すようにしましょう。
【アデノウイルス感染症】
①主に乳幼児から学童・生徒などの間に多い風邪のひとつです。
②のどに変な感じがあり、咽頭が赤くなって痛くなったり、扁桃に
白っぽい膿のようなものがついたりします。
③39度以上の高い熱(40度を超える場合もしばしばあります。)が続きますが
普通は5日前後くらいで治ります。
・滲出扁桃炎は口蓋扁桃の表面に白色の滲出物が認められます。
・咽喉結膜熱は、乳幼児から学童・生徒などの間に流行することが多く
また、一部は夏にプールで感染することもあるため、プール熱とも呼ばれています。
【RSウイルス感染症】
RSウイルスは風邪の症状を引き起こすウイルスで、小児、特に乳幼児に多く見られる呼吸器感染症の原因となります。
鼻水、咳、発熱など風邪の症状で始まりますが、乳幼児では気管支炎や肺炎にすすみやすく、特に呼吸器や心臓に慢性疾患を持っている場合には重症化しやすく注意が必要です。
症状のまとめ
・鼻水と発熱
・痰のからんだ苦しそうな咳や、ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音(喘鳴)
・症状の変化に注意、細気管支炎や肺炎では呼吸困難を伴う。
【ロタ・腸管アデノ・ノロウイルス】
ウイルス性の感染性胃腸炎を起こす主な原因として、ロタウイルス、腸管アデノウイルス及び、ノロウイルスがあります。